ゼロからトースターを作ってみた結果 トーマス・トウェイツ
- 2019.06.09
- 本
自分のトースターを作る!としたら。
白いトースターを買ってきてデコレーションするレベルがまあ大抵の人の思うところかな?
世界中探せば、ドライバー一本でトースターを作るキットくらい売ってるかもしれない。少しモノ好きな人はこれくらいするかな?
秋葉原の電気街で適当な パーツを買ってきて自作する人も中にはいるかも?
鉄の板を買ってきて、町工場でプレス機とか旋盤とか借りて、パーツ作りから始める人もいるかもしれないけど、このレベルだと相当なマニアック。
でもこの本は、鉄鉱石を掘りに行って自作の溶鉱炉で焼いて出来た鉄をハンマーで叩いて板を作り、プラスティックも同様の手法で何とか作り出し、他の材料もそうやって作り方から研究して、全くのゼロからトースターを作った人の話。果たしてトースターはちゃんと機能するのか?
ところで、台東区には昔からモノつくりを営んでいる人や会社がたくさんありまして、年に一度5月に工場や工房やアトリエを公開するイベント「モノマチ」が開催されています。2019年のモノマチで、一枚の銀の板からヤカンや壺を作り出す銀師(しろがねし)の仕事場を拝見させて頂きました。商品を作る工程も全ておひとりで行うそうですが、その道具を作る職人さんが減っているとのことで、何と道具を作るのもご自身で。取っ手の木を伐りに宮城まで出掛けたそうです。ゼロからモノを作るにはどうしたら良いのか、そのヒントで溢れているイベントです。
本: 「ゼロからトースターを作ってみた結果」 トーマス・トウェイツ
ブックカバー: 第10回 モノマチ
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