世界最悪の鉄道旅行 下川裕治
- 2020.12.05
- 本
ユーラシア大陸の極東の鉄道駅であるロシアのソヴィエツカヤを出発し、中国、カザフスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、ジョージア、トルコ、セルビア、イタリア、フランス、スペインを経てユーラシア大陸の西端の駅となるポルトガルのカスカイス駅まで、2万キロをひたすら鉄道で移動するお話。このお話を読むとポルトガルがもの凄い場所のような気がして憧れてしまう。このレベルになると旅は楽しみではなく苦行である。忍耐である。そして生きるか死ぬかの瀬戸際を彷徨う運試しである。この本を読んで良かった。読んでいなければ危うく鉄道でユーラシア大陸を横断するところだった。
本: 「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア大陸横断2万キロ」 下川裕治
ブックカバー: カステラ元祖 松翁軒
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