世界の食べもの 石毛直道
- 2019.06.09
- 本
人が何をどのように調理して食べるかは、その地域にどんな食材があるかということと、その地域にどんな調理の技術が発達したかということに依る。長い年月を遡ってみると、特定の食材が無かったが故に、その栄養素なり味覚なりを補うために新たな調理法を発明したり独特の食材を発見したりして今に至っている。
何でも満たされている状態よりもむしろ何かが欠乏しているからこそ人は知恵を使い工夫してきた、ということが分かった。かなり面白い学術研究。
世界にはまだまだ食べたことの無い料理や食材がたくさん。日本の中にだって食べたことの無いものがたくさん。いっぱい旅して、いっぱい食べてみたい。
本: 「世界の食べもの」 石毛直道
ブックカバー: 38 CAN BAR
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