氷点 三浦綾子

  • 2020.10.30
氷点 三浦綾子

北海道の旭川、駅を出て忠別川にかかる大きな橋を渡り郊外に向かう通りが「氷点通り」。その突き当りは広大な「外国樹種見本林」が広がっており、その入り口に三浦綾子記念文学館がある。この林が「氷点」の舞台。林の中には美しい美瑛川が流れている。ここがまさに「氷点」の話がクライマックスを迎える場所。ある土地に行ってその土地で採れた食材とその土地の水で作られたお酒が最高に美味しいのと同様に、ある土地に行ってその場所で作られた小説に浸るというのはとても美味しい小説の楽しみ方。次は塩狩峠に行ってみるか。

本: 「氷点」 三浦綾子
ブックカバー: カネダイ大野商店

「外国樹種見本林」