百 色川武大
- 2021.11.20
- 本
明治生まれの父親とは何と大変な存在なのか。寡黙で頑固で自身にも家族にも厳しく律していなければならず、それでいて家族からの絶対の信頼を得て権威を保っていなくてはならない。現代の父親像とは全く異なる。そしてその時代の子という役割もなかなか大変なものであり、親子の関係性も現代とは全くことなる。そんな常識の異なる時代の父親が子を思う気持ちと子が父親を思う気持ちが綴られた一冊。
本: 「百」 色川武大
ブックカバー: 中津川 川上屋
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