羊と鋼の森 宮下奈都
- 2024.04.19
- 本
学校に設置してあるピアノを調律する音を偶然に聞いてしまった生徒が、その後に周囲の人に育ててもらいながら一人前の調律師となってゆくまでのお話。偶然に見てしまったことの衝撃によって人生が決定づけられることは、実際にあることだと思う。夢を追うことは苦しくて辛いこともあるけれども、それ自体がとても尊いことで、そのことを応援し見守る人たちの心も美しい。夢を追う全ての人の森に何かが宿り何かが育ち、そして何かが咲きますように。
本: 「羊と鋼の森」 宮下奈都
ブックカバー: 本多屋
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