飛行機の乗り方 パラダイス山元
- 2024.03.03
- 本
旅の移動は遅ければ遅いほど面白いと思っている。新幹線よりも迂回してでも在来線特急で、特急よりも各駅停車で、もしも船で行けるならば迷わず船へ、列車の選択はなし。そんな風に思っているので、飛行機は仕事でどうしても乗らないといけない時以外は使うことがない。離陸するとどこにも寄らずにいきなり目的地に到着してしまうところがどうも好きになれない。コロナ渦で仕事で移動することがすっかり無くなってしまったので、いよいよ全く飛行機には乗らなくなった。そして先日、仕事でどうしても行かないといけないところができた。新幹線と在来線を乗り継いで行こうと計画を進めたが、羽田空港で人を迎えて同行することになり、しぶしぶ四年ぶりの飛行機に。席に着き、シートベルトを締めて、仕方がないので機内誌でも読もうと思ったら、コロナ渦のどさくさで機内誌は廃刊となっていた。おそらくウェブ版で読めるのだろうが、こんな場所で電子機器など使いたくない。後日にこのことを友人に話したら、そもそも飛行機に機内誌があったことすら知らなかった。一体みなさんは飛行機のあの狭い自分の陣地で何をしているのだろう?そしてパラダイス山元さん、あなたはそんなに飛行機に乗ってばかりで、一体あの狭い自分の陣地で何をしているのですか?
本: 「飛行機の乗り方」 パラダイス山元
ブックカバー: ANA
-
前の記事
おしょりん 藤岡陽子 2024.02.15
-
次の記事
羊と鋼の森 宮下奈都 2024.04.19