コーヒーと恋愛 獅子文六
- 2021.10.10
僕は以前は挽いた豆を買ってきて珈琲を飲んでいた。オフからオンへ切り替えるスイッチの役目として何かを開始する前に珈琲を飲んでいた。この頃はどちらかと言うと酸味の強い珈琲が好きだった。自分で豆を挽くようになってからは、珈琲は何かひと仕事を終えた後のオンからオフへの切り替えるスイッチへと役目が変わった。豆を選んでハンドミルで挽きお湯を沸かしてゆっくりとドリップしてゆく時間で僕はオンからオフへシフトしてゆ […]
僕は以前は挽いた豆を買ってきて珈琲を飲んでいた。オフからオンへ切り替えるスイッチの役目として何かを開始する前に珈琲を飲んでいた。この頃はどちらかと言うと酸味の強い珈琲が好きだった。自分で豆を挽くようになってからは、珈琲は何かひと仕事を終えた後のオンからオフへの切り替えるスイッチへと役目が変わった。豆を選んでハンドミルで挽きお湯を沸かしてゆっくりとドリップしてゆく時間で僕はオンからオフへシフトしてゆ […]
立花隆さんが人間とは何かを東京大学の学生に講義した内容をまとめたもの。宗教や哲学が世の中を支配した時代から科学技術が社会を支配している現代に至るまで、人間に大きな影響を及ぼした考えや発明がどのように生み出されたのかを知ることができる。人間がなぜ学ばなくてはならないのかもよく理解することができる。だからと言って、リンゴが木から落ちるのを見たところで僕は何も感じることはできない。もっと鍛えなければ。 […]
我が家には中国の風景を描いた一枚の絵が飾られている。中国の蘇州に行ったときに遭遇した名もない画家の描いた絵なのだけれども、何故かその不思議な魅力に取りつかれてしまい帰国の前日の夜に買うことを決めた。中国の芸術作品にはその価値がわからない僕にも目に入った瞬間に心が踊らされる魔力を感じる。そんな中国の芸術作品をめぐって欲望と野望と愛が絡み人が交錯するナンバーナイン。#9とは何処なのか、#9とは誰なのか […]
兄は小鳥の言葉を理解することができるのだけれど人間の言葉を話すことができない。兄は決まったことを繰り返すことでしか生きていくことができず、その外の世界に出ることができない。兄と一緒に暮らすのは兄を唯一理解することができる小父さん。小父さんは鳥小屋を毎日丁寧に掃除する。鳥小屋の小鳥たちは外の世界を知らずに生きている。社会の目立たないところでひっそりと暮らす人たちにも社会の不条理が迫ってくる。外の世界 […]
農場の動物たちが人間を追い出し動物の動物による動物のための世界をつくろうとするのだが、やがてブタが権力を持ち世界はどんどんとおかしな方向へ暴走してゆく。政治の腐敗を風刺したジョージ・オーエルの名著。海外では米軍がアフガニスタンから撤退しタリバン政権が国を支配し、国内では自民党の総裁選挙でざわつく時期に、改めて読んでみた。権力の行使と腐敗は政治に限ったことではないだろう。 本: 「動物農場」 ジョー […]
イラストレーター安西水丸さんに案内してもらう東京の街散歩。東京のあちこちの街で美女を観察しようというテーマであるが、水丸さんの目を通してみる街のガイドでもあり、カレー好きの水丸さんによるカレー屋さんガイドでもある。この本を手に東京の街を散歩したい。 本: 「東京美女散歩」 安西水丸 ブックカバー: アンデルセン
富士五湖、アメリカ、インド、沖縄。亡き祖父が作ってくれたカレーのルーツを求めて世界各地を旅することになった若者の冒険記、であると同時に一件のカレー屋の開店を目指して行動する従兄弟たちや旅先で出会った人たちとの波乱万丈の物語。そしてようやく開店となるカレー屋はみんなのベースキャンプとなることができるのだろうか? 本: 「カレーライフ」 竹内 真 ブックカバー: THE NORTH FACE
鹿児島の旅の途中に知覧に行くことにした。知覧は特攻隊の基地が置かれていた町であり、特攻隊員をお世話した富屋食堂が戦争の悲劇を語る記念館として残っている。健さんの出演した映画「ホタル」はこの富谷食堂を舞台にした特攻隊員たちを描いた映画。出撃していった若者がどんな気持ちでこの町でこの食堂で時間を過ごしたのかを想像すると映画のシーンと重なって涙が止まらない。知覧は立派な武家屋敷が残る風光明媚な町でもある […]
豆アジが手に入ると素揚げにして粗塩をふりレモンを絞って熱いうちに食べる。これを我が家ではポルトガルと呼んでいる。家族でポルトガルに行ったことのある者は誰もいないのだけれども、何となくポルトガルにはこのようなイメージがあって知らないうちにポルトガルと呼ばれるようになっていた。そのうちポルトガルに詳しい人に出会ったらこれが本当にポルトガルの家庭のテーブルに上がるような料理なのかどうか確かめようと思って […]
二十歳で出征し空爆で左腕を失った漫画家水木しげるさんが語る戦争の悲劇。「人類が不幸になったのは、電気を発明したからかもしれない。夜は妖怪や悪魔が活躍する時間として残しておかなければいけなかったのだ。電気をつけて夜の闇を征服してから、地上は虚しいものになった。」 2018年7月の海の日に水木しげるさんの故郷である鳥取県境港市を訪れた。ゲゲゲの鬼太郎の妖怪たちがたくさん飾られている水木しげるロードのリ […]