あん ドリアン助川
- 2020.03.31
差別や偏見といった人間の理不尽さの中で生きていく人の葛藤や喜びを描いた小説。ドリアン助川さんの原作もそれを美しい映像で表現した河瀨直美さんの映画もどちらも大好きな作品。樹木希林さんの演技が素晴らしい映画は何度も観て何度も泣いた。涙が乾く前にエンディングロールが終了となり劇場で困る映画。春になり桜が咲くと何度でも読みたくなる小説。 「どら焼きいかがですか!」 本: 「あん」 ドリアン助川 ブックカバ […]
差別や偏見といった人間の理不尽さの中で生きていく人の葛藤や喜びを描いた小説。ドリアン助川さんの原作もそれを美しい映像で表現した河瀨直美さんの映画もどちらも大好きな作品。樹木希林さんの演技が素晴らしい映画は何度も観て何度も泣いた。涙が乾く前にエンディングロールが終了となり劇場で困る映画。春になり桜が咲くと何度でも読みたくなる小説。 「どら焼きいかがですか!」 本: 「あん」 ドリアン助川 ブックカバ […]
明治の時代に太平洋で座礁した船の乗組員十六人が助けの船に発見されるまでの約一年間を無人島で暮らした実話を基にした話。日本版「十五少年漂流記」。無人島には、炊事場、井戸、見張りやぐら の他に運動不足解消目的の土俵やも作られ、薪となる流木を確保するルートも発見された。更に学習やアザラシ観察の規則なども自主的に作られ、もはや無人島ではなく立派な文明社会である。不謹慎だが、この島で暮らしてみたいと思った。 […]
五十五年もの年月を隔てて、人と人が繋がっていく。人と人が繋がっていくことで、全く希望を持てなかった日々が少しずつ前を向いていける時間へと変わっていく。生きるって凄いこと。生きている全ての人へエールを送るお話。 本: 「世界中の青空をあつめて」 中村航 ブックカバー: 2020東京オリンピック聖火ランナー 募集広告
那覇の国際通りの繁華街の喧騒から離れた安里のディープな街にある琉球料理と泡盛のお店「うりずん」。カウンターに座ってお酒が出てきたところで、隣のおじさんに「かんぱーい」と声をかけられた。四方山話をたくさん語ってくれた後に「じゃあ三線弾くよ」と言って店の壁にかけてある三線で島唄を数曲唄ってくれた。その後、反対側の隣にイタリア人がやってきた。三線のおじさんとイタリア人はお互いが勝手に自分の言葉で話しなが […]