ときをためる暮らし つばた英子 つばたしゅういち
- 2019.09.15
これは、愛知県の津端修一さんと英子さんのご夫妻の暮らしの記録だ。津端さんご夫妻は家の裏に雑木林を作り、建築家である修一さんの作った小さな家に暮らす。雑木林には秋になると実をつける様々な木があり、四季を通じて土を耕して野菜をつくる。収穫があればそれを待ちわびている知り合いに分ける。雑木林以外から調達する食物はほぼ魚と肉くらいのものだ。津端さんご夫婦のことは、このご夫婦の暮らしを描いたドキュメンタリー […]
これは、愛知県の津端修一さんと英子さんのご夫妻の暮らしの記録だ。津端さんご夫妻は家の裏に雑木林を作り、建築家である修一さんの作った小さな家に暮らす。雑木林には秋になると実をつける様々な木があり、四季を通じて土を耕して野菜をつくる。収穫があればそれを待ちわびている知り合いに分ける。雑木林以外から調達する食物はほぼ魚と肉くらいのものだ。津端さんご夫婦のことは、このご夫婦の暮らしを描いたドキュメンタリー […]
中国人作家ケン・リュウさんの書いた短編集。普通の日本人には想像することができない環境の中での人生。貧困や差別などが日常的にある世界で、喘ぎながら、もがきながら、生きる。人を傷つけながら、人に傷つけられながら、それでも生きる。どんなに絶望的な状況でも生きていけるのは、このお話に出てくる虎がどんな人にもいてくれるからなのだろうか。 本: 「紙の動物園」 ケン・リュウ ブックカバー: とらや 六本木ミッ […]
父であるヤスさんと息子のアキラの物語。瀬戸内の町に暮らすヤスさんに待望の長男が生まれるところから物語が始まる。アキラはヤスさんに育てられ、ヤスさんもアキラに育てられる。アキラを育てるのはヤスさんだけではない、町のみんなもヤスさんを助けてアキラを育てる。そしてアキラは大きくなって東京に出て行く。このお話には何度も泣かされた。何度も読んで次の展開がわかっているのに、また同じ場面で泣いてしまう。そんな場 […]